鼻はグズグズ、でも肌は乾燥 北海道の春に起きている体の中のこと
4月の北海道。少しずつあたたかくなってきて、外に出るのも気持ちいい季節。
なのにこの時期になると、「なんとなく体がつらい」と感じる方が増えてきます。
鼻がムズムズしたり、気づけばティッシュが手放せなかったり。目もかゆくて、なんとなくぼんやりする。
それと同時に、肌はカサついて、つっぱるような感覚が出てくる。
「ちゃんと水分とってるのに」「むしろ鼻水出てるくらいなのに」
なぜか、潤っている感じがしない。そんな違和感、ありませんか?
この時期の北海道は、シラカバ花粉が飛び始めるタイミング。
本州でいうスギやヒノキと同じように、ゴールデンウィークに向かって一気に増えていきます。
さらに、ハンノキ花粉や黄砂、春特有の乾いた空気、朝晩の寒暖差。こういったものが重なって、体は想像以上にゆらぎやすくなっています。
その中でよく聞くのが、「鼻はグズグズなのに、肌は乾燥する」「水分はあるはずなのに、なんで潤わないの?」という声。
一見ちぐはぐに見えるこの状態。でも、体の中ではちゃんと理由があります。
■ 水分はある。でも「巡っていない」
体の中では、水分は常に動いています。
ただ存在しているだけではなく、必要な場所に届き、不要なものは外に出る。
この流れがあってはじめて、「潤い」として機能します。
でも春の北海道は、その流れが崩れやすい季節です。
花粉や黄砂で粘膜は刺激を受けやすくなり、乾燥でバリア機能も下がる。
さらに朝晩の寒暖差で自律神経が揺れて、体のリズムそのものが不安定になる。
その結果、体の中ではこんなことが起きています。
出す力は強くなっているのに、巡らせる力が追いついていない。
余分な水分は外に出続け、必要な場所にはうまく届かない。
だから、鼻水は出ているのに、肌は乾く。
むくみとして残るのに、内側は満たされていない感じがする。
「水分はあるのに潤っていない」と感じるのは、
水が足りないからではなく、“使える状態になっていない”からです。
■ アレルギー体質の人に起きやすいこと
花粉症は、単に「花粉が悪い」という話ではありません。
体の中で起きているのは、アレルギー性鼻炎という反応です。本来は体を守るための免疫が、少し過剰に働いてしまい、粘膜で炎症が起きている状態です。
このとき体は、「外に出す」ことを優先します。異物を入れないように、洗い流すように、鼻水や涙としてどんどん外に出そうとする。だから、鼻水が止まらない。目がかゆくて、涙が出る。
ずっと出し続けている状態は、体にとっては「消耗」です。必要な潤いまで一緒に外へ逃げてしまい、内側のバランスが崩れていきます。
その結果、喉や肌の乾燥が気になる、ちょっとした刺激に過敏になる、なんとなく疲れやすく回復しにくい、といった状態が重なっていきます。
さらに、シラカバ花粉症の方は、リンゴやモモ、サクランボなどで口の中が痒くなる「口腔アレルギー症候群」が出ることもあります。
これは、体が“必要以上に反応しやすい状態”に傾いているサインのひとつ。外からの刺激だけでなく、日常のちょっとしたことにも反応しやすくなる、そんなふうに体全体が繊細に揺れやすい状態になっているのが、この時期の特徴です。
■ 北海道の春に起きる不調を整えるには
今の時期に必要なのは、何かを足すことよりも、まず体の中の流れを整えることです。
外からの刺激に反応しすぎている状態を少し落ち着かせながら、滞っているものを動かしていく。
そしてもうひとつ大切なのが、「潤いをちゃんと届けられる状態に戻すこと」です。
このバランスが整ってくると、鼻のムズムズや肌の違和感も、少しずつ軽くなっていきます。
例えば、ペパーミントやユーカリの香りは、詰まりがちな呼吸をスッと通しやすくしてくれます。
呼吸がしやすくなるだけでも、体の巡りが動きやすくなり、内側にこもっていた重さが抜けていきます。
ネトルやエルダーフラワーは、敏感に傾きやすいこの時期の体を、内側から穏やかに整えるサポートとして取り入れやすいハーブです。
過剰な反応が落ち着いてくることで、必要なところに水分が届きやすい状態にもつながっていきます。
また、フキやタラの芽のような春の山菜は、冬のあいだに溜まりやすかった重さを少しずつ動かしてくれます。
流れが戻ることで、肌や粘膜に必要な潤いも行き渡りやすくなります。天ぷらよりも、お蕎麦にのせるなど軽めの形で取り入れると、今の体にもなじみやすくなります。
どれも特別なことではありませんが、「なんとなく合いそう」と感じるものを少し取り入れてみるだけでも、体の反応は変わってきます。
ふとした瞬間に、呼吸が楽になっていたり、肌のつっぱりがやわらいでいたり。
その小さな変化が、巡りと潤いが戻りはじめているサインです。
■ bodarakuでできること
こういった状態の方は、「冷え」だけでも「乾燥」だけでもなく、巡りのバランスが崩れている状態です。
ハーブの蒸気に包まれながら過ごす時間は、体を内側からじんわり温めながら、呼吸や巡りに自然と働きかけていきます。詰まっていたものがゆるみ、滞っていたものが少しずつ動き出すことで、必要な場所に届きやすい状態へと変わっていきます。
静かに座っているだけでも、ふっと力が抜けて、呼吸が深くなっていく。
気づけば、さっきまでの重さが少し軽くなっていたり、肌のつっぱりがやわらいでいたり。
何かを頑張って変えるというよりも、もともと持っている流れが戻ってくるような、そんな感覚に近いかもしれません。
こうした時間を重ねていくことで、巡りと潤いは無理なく整っていきます。
■ 最後に
「水分が足りないのかな?」と考える前に、一度、自分の体の中で何が起きているのかを見てあげてください。
出ているもの、溜まっているもの、届いていない場所。
それらはすべて繋がっています。
少し視点を変えるだけで、体の見え方は変わってきます。
なんとなく続いている不調も、無理に変えようとしなくても、流れが整いはじめると、呼吸がしやすくなったり、体が軽く感じられたり、肌のやわらかさに気づく瞬間が出てきます。
その変化はとても小さいものですが、体にとっては大切なサインです。
なんとなく気になる、そんなタイミングで、少し立ち止まって自分の状態を見てあげること。
そんな過ごし方のひとつとして、思い出していただけたら嬉しいです。
ハーブテントサウナ専門店 bodaraku【ボダラク】
住所:北海道札幌市北区北三十八条西 2丁目2-25
ドリームマインド306
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