頑張りすぎると体は回復できません
「24時間戦えますか?」
この言葉をご存知の方も多いのではないでしょうか。
昭和の時代に流行した栄養ドリンクのCMのキャッチコピーです。働き続けること、頑張り続けること、休まず走り続けること。そんな価値観が、長い間「良いこと」として語られてきました。
私たちは知らないうちに「頑張ることは素晴らしいこと」「休むのは甘え」と感じてしまうことがあります。しかし体の仕組みを考えると、実はずっと頑張り続けることは自然な状態ではありません。
人の体には「自律神経」という働きがあります。自律神経は体の働きを自動的に調整する神経で、主に二つの役割があります。活動している時に働く「交感神経」と、体を休ませ回復させる「副交感神経」です。
忙しい日常の中では交感神経が優位になりやすく、体は常に緊張状態になりがちです。仕事や家事、人間関係、スマートフォンから入ってくる情報など、現代の生活は体が「戦うモード」になりやすい環境とも言われています。
この状態が長く続くと、体にはさまざまな変化が起こります。呼吸が浅くなり、血流が悪くなり、体が冷えやすくなる。眠りが浅くなり、疲れが抜けにくくなる。肩や首のこり、だるさ、イライラなども感じやすくなります。 実は体は「頑張ることで回復する」のではなく、「ゆるむことで回復する」仕組みを持っています。
副交感神経が働くと体はリラックスモードに入り、心拍が落ち着き、血流が整い、内臓の働きも活発になります。体の修復や回復は、この状態の時に進むと言われています。
しかし現代の生活では、体をゆるめる時間がとても少なくなっています。休んでいるつもりでもスマートフォンを見ていたり、頭の中では仕事や予定を考えていたり、体は止まっていても心と神経は休んでいないことが多いのです。 その結果、「休んでも疲れが抜けない」と感じる方が増えています。
サロンに来られるお客様のお話を聞いていると、「頑張り続けてしまう方」がとても多いと感じます。真面目で責任感があり、周りのことを優先してしまう。そんな方ほど、体の力を抜くことが苦手だったりします。
体がゆるむと、まず呼吸が変わります。呼吸が深くなると体の中に酸素がしっかり取り込まれ、血流も整いやすくなります。体が温まり、巡りが良くなると、体の重さが抜けていくような感覚を感じる方も多くいらっしゃいます。 「体が軽くなった」「呼吸がしやすい」「よく眠れた」 こうした声は、体がゆるみ回復モードに入ったサインとも言われています。
体は本来、とてもよくできています。無理をさせ続けるのではなく、ゆるむ環境を作ってあげることで、本来の力を取り戻していきます。 忙しい毎日の中で、自分をゆるめる時間はつい後回しになりがちです。しかしその時間は、体にとってとても大切な回復の時間です。
少し立ち止まって深呼吸すること。
体を温めて巡りを整えること。
静かな時間の中で、体の力を抜いていくこと。
そんな時間があるだけで、体は少しずつ整っていきます。
頑張ることが悪いわけではありません。ですが、頑張り続けるだけでは体は回復できません。ときには体をゆるめる時間を作り、呼吸を整えることも大切です。
毎日頑張っている自分の体を、どうかやさしく労ってあげてください。
ハーブテントサウナ専門店 bodaraku【ボダラク】
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